5月19日現在、台湾プロ野球(CPBL)前期シーズンの首位を走る統一セブンイレブン・ライオンズ。その統一ライオンズのブルペンを支えているのが、異色の経歴を持つ36歳の日本人右腕、髙塩将樹だ。
トルネード気味に身体を捻り、左手を高く掲げてから、真上から投げ下ろすフォームが特徴の髙塩は、直球の制球力と、フォーク、カーブなどの変化球のコンビネーションで、今季ここまで、主に「勝ちパターン」のリリーフとして12試合に登板。回またぎの厳しい場面も任せられながら、ブルペン専任ではチーム最多となる19回1/3を投げ、2勝1敗1セーブ、防御率2.33、1投球回あたりに何人の走者を出したかを表すWHIPは0.78(2025年5月19日現在)と、非常に安定した成績を残している。