「学び続けることはとても大切」キューバ代表コーチが語る、日本のキャンプの特徴と国際交流の重要性

2025.3.13(木) 11:00 パ・リーグ インサイト 後藤万結子
キューバ代表投手コーチのペドロ・ルイス・ラソさん(左)、技術顧問のウンベルト・ゲバラさん(右)©PLM
キューバ代表投手コーチのペドロ・ルイス・ラソさん(左)、技術顧問のウンベルト・ゲバラさん(右)©PLM

 かつては、NPBのコーチが、キューバをはじめとした海外の強豪国へコーチ留学へ行くケースが多く見られた。しかし、2023年のWBCでは優勝、昨年のプレミア12では無傷の8連勝で決勝まで登りつめ、準優勝に輝くなど、日本が着実に強豪国へと成長を遂げたことで、現在は逆の流れができつつあるのだ。
 その例として、今年の福岡ソフトバンクの春季キャンプに、キューバ代表投手コーチのペドロ・ルイス・ラソさんと、技術顧問を務めるウンベルト・ゲバラさんがコーチングインターンに参加している。今回は、お二人に、インターンの目的や、参加してみて感じた日本のキャンプの特徴、野球を通じた国際交流の重要性などを聞いた。

コーチングインターン参加の目的とは?

 福岡ソフトバンクのスタッフは国際色豊かであり、12球団で唯一中南米に専門のスカウトを駐在させているということから、キューバ野球・ソフトボール連盟の要望によって実現したという今回のコーチングインターンの取り組み。「一番の目的は、まだキューバ野球には取り入れられていない練習方法を学び、今後に生かすため」と話すラソさんは、常勝軍団である福岡ソフトバンクでこうした機会を得られたことは、キューバ野球のスキルアップにはとても重要なことだと話す。
「学び続けることはとても大切なことだと思っています。私たちは日本の野球をリスペクトしているので、日本のキャンプで、コーチやスタッフ、選手たちの動きを見学できることは、キューバにとって絶好...

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