今季は2人の若手が躍動、「イチロー後」の背番号「51」を振り返る

2017.5.29(月) 00:00 パ・リーグ インサイト 藤原彬

プロ野球史上初のシーズン200安打、打者唯一となる5冠獲得、前人未到の7年連続首位打者……。43歳の現在も世界最高峰でプレーを続けるイチロー選手(マーリンズ)がオリックス在籍時に残した伝説は枚挙に暇がない。グラウンドを離れたところでも、球界で初めて名字を除く登録名を用いてインパクトを与え、背番号「51」に特別な意味を持たせた。
「イチロー選手のように」。そんなメッセージが込められ、近年では俊足巧打の選手が背番号「51」を背負うことが増えた。そして、今季はイチロー選手のプレーを見て育った「51番」たちがそれぞれ存在感は発揮している。
イチロー選手を超えたいと語る上林選手(福岡ソフトバンク)がブレイクを果たすと、京田選手(中日)はルーキーながら遊撃手のレギュラーに定着。そのストイックな精神がイチロー選手と共通するものを感じさせる鈴木選手(広島)は、4月下旬から4番を任されている。守っては木村文選手(埼玉西武)がライトフィールドのエリアでチームをもり立てる再三の好守を見せ、初の開幕一軍を勝ち取った石川直投手(北海道日本ハム)の登板数はチームで2...

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