同じ年の育成ドラフト下位指名→ブルペンの主力になりつつある右腕
育成選手としてプロの門をたたき、そこからチームの主力に成長する選手の数は決して多くはない。しかし、2020年の育成ドラフトでそろって埼玉西武に指名された水上由伸投手と豆田泰志投手は、いずれもリリーフの中核を担う投手に飛躍を遂げつつある。
また、豆田投手は173cm、水上投手は176cmと、プロの投手としては小柄なところも共通点となっている。育成ドラフトの下位指名から這い上がって成功を掴みつつある二人の「小さな巨人」は、これから多くの野球少年に夢を与える存在となるかもしれない。
今回は、水上投手と豆田投手のこれまでの球歴に加えて、両投手が記録してきた各種の投球指標を紹介。データに見る両投手の特徴や、今後の課題についても触れつつ、小柄な体格で打者と真っ向勝負を挑んでいく、両投手の更なる活躍に期待を寄せたい。
プロ初年度から台頭。翌年には2つのタイトルを獲得する大躍進
水上投手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。