逆転勝利を呼ぶ初球適時打「四球直後の球は投打ともに大事」
■西武 11-5 ロッテ(9日・メットライフ)
「苦しかった」と試合後に語った埼玉西武の辻監督。逆転勝利を呼び込んだのは、試合の流れを読んだベテランのひと振りだった。
9日の千葉ロッテ戦。先発・今井の乱調で2回までに5失点で降板。0-5と序盤から追いかける形となった西武は3回、2死満塁から6番・外崎が四球を選び1点を返すと、なおも満塁で7月7日の楽天戦で決勝ホームランを放っている7番・栗山が打席へ。「四球直後の球は投打ともに大事」と語ったその初球をとらえた。打球はレフトフェンス直撃となる走者一掃の3点適時二塁打。これで4-5と一気に1点差とすると、続く8番・中村のレフト前適時打で同点に追いつき、試合を振り出...