5月7日、メットライフドームでの埼玉西武対楽天の試合。埼玉西武・中村選手が7回裏1死走者なしの場面でバックスクリーンにソロ本塁打を放ち、通算916打点目を記録。球団の通算打点新記録を更新した。
試合は楽天が3回に3点を奪って埼玉西武はリードを許していたが、この回は「球団打点新記録の更新を意識せず打席に入りました。反撃の一打につながればいいです」と語った4番の中村選手に続き、5番のメヒア選手も左中間スタンドまでホームランを叩き込んだ。2人が本塁打を放ったのは、昨年までチームメイトだった楽天・岸投手から。最終的に試合は2対3で敗れはしたが、主砲2人の連続ソロアーチで首位の楽天をあと一歩のところまで追いつめた。
2001年ドラフト2巡目で西武に入団した中村選手は2003年にイースタン・リーグで本塁打王に輝くと、2005年には22本塁打を放つなど持ち前の長打力で頭角を現す。2008年に46本塁打を放って自身初の打撃タイトルを獲得するなどチームの日本一に貢献すると、翌2009年は48本塁打、122打点の活躍で二冠獲得。2011年にも48本塁打、116打点をマークして二冠王となった。その後も2012年と2014年にリーグ最多の本塁打をマークし、2015年には37本塁打、124打点を記録して3度目の二冠王に...