紅林弘太郎は神戸の夜空に豪快弾! 2023シーズン前半戦、サヨナラの歓喜をもう一度

2023.7.26(水) 12:00 パ・リーグ インサイト
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 3月30日に新球場・エスコンフィールドで開幕したパーソル パ・リーグ公式戦。オールスターブレイクを挟んでいよいよ後半戦へ突入した。シーズン再開にあたり、パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルでは「2023年前半戦歓喜のサヨナラ勝ち特集【Supported by 三和シヤッター】」と題し、パ・リーグ6球団のサヨナラゲーム22試合を総まとめ。若手もベテランも躍動した歓喜のシーンをいくつか振り返ってみよう。

新球場で劇的勝利 清宮幸太郎のサヨナラタイムリー

 今季初のサヨナラ試合は4月1日に行われた北海道日本ハム対東北楽天。北海道日本ハムは3対3の延長10回裏、4番・野村佑希選手が二塁打を放つと、続く清宮幸太郎選手が右中間へ弾き返す。ライトを守る田中和基選手が懸命なバックホームを見せるが、代走・福田光輝選手はそれをかわしてヘッドスライディングでホームイン。北海道日本ハムにとって、これがエスコンフィールドでの公式戦初勝利。劇的な形でメモリアルな1勝を飾った。

若手の豪快弾に、ベテランのしびれる一打

 清宮選手のほかにも若手が絶好機で期待に応えた。
 5月24日のオリックス対東北楽天は、オリックス・紅林弘太郎選手の一振りで試合が決まった。1点を追う9回裏、1死1塁の場面。浮いた変化球を逃さず振り抜くと、打球は大きな弧を描きレフトスタンド上段へ吸い込まれていった。相手の守護神・松井裕樹投手から逆転2ランを放つ大仕事を成し遂げた紅林選手。チームメイトだけでなく、中嶋聡監督からも手荒い祝福を受けている。
 育成出身3年目の埼玉西武・長谷川信哉選手も6月7日の対中日戦で自身初のサヨナラホームランを放っている。1点を争う展開となった試合は埼玉西武が先制するも、9回表に1対1で追いつかれてしまう。その裏、1死走者なしから長谷川選手が高めの直球をとらえる。重苦しい空気を切り裂くように「カキーン」という打球音が響き、ライナー性の当たりがレフトスタンドへ飛び込んでいった。ダイヤモンドを一周した長谷川選手は祝福のシャワーで全身びしょぬれ。充実感あふれる笑顔...

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