今年8月に40歳を迎える中村選手が、リーグトップタイの本塁打数を記録している
今年8月に40歳を迎える埼玉西武の中村剛也選手が、5月22日の時点でリーグトップタイの8本塁打を記録。NPB史上3位となる6度の本塁打王を獲得してきた大ベテランが、7度目の戴冠を果たす可能性を感じさせている。
ちょうど今から35年前の1988年には、同じく40歳でシーズンを迎えた門田博光氏が、打率.311、44本塁打、125打点という数字を残し、本塁打と打点の2冠を獲得。当時の野球ファンの記憶に強く残る圧倒的な活躍を見せ、「不惑の大砲」と称された。
今回は、中村選手と門田氏の球歴を詳しく紹介するとともに、今季の中村選手が記録している各種の指標を紹介。年齢を感じさせない打撃を見せる今季の中村選手が、35年前の門田氏のような偉業を達成する可能性について考えていきたい。
若くして頭角を現し、ベテランとなってからも主軸としてチームをけん引してきた
中村選手がこれまで記録してきた、年度別の打撃成績は下記の通り。