伊藤大海が侍Jの窮地を救う。「ここで引いたら負け」忍耐強さ光る

2023.3.17(金) 01:10 パ・リーグ インサイト
大谷選手に迎えられる伊藤投手 写真:時事

2死1、3塁の場面で登板。「いつもの倍手汗が出た」

 3月16日東京ドームで行われた、カーネクスト2023WBC東京プール準々決勝。
 それまで好投を続けていた先発大谷翔平投手が、5回表に2点を失いなおも2死1、3塁のピンチに。絶対的エースの後を受けて登板したのは、北海道日本ハムの後輩である伊藤大海投手だった。
「2アウトであと1人という場面だったので、思い切ってバッターだけランナー(の動きを)気にせず、でも返さないぞという気持ち。集中していました」と伊藤投手。
 しかし2球続けてボールと、ボール先行の投球に「最近のゲームでもボール先行がなかったので、ちょっと『あれっ』という感じはありましたけど、ここで引いたら負けだな、と」と緊迫した場面を振り返る。代名詞でもあるロジンもこの日は大量に舞った。「いつもの倍手汗が出てしまって、無意識にロジンに手が伸びました」と苦笑い。7球目でショートフライに打ち取り、見事火消しに成功した。

続きを読む

関連選手記事/PLAYER

関連チーム記事/TEAM