2021年11月4日、北海道の地でプロ野球史に新たな1ページが生まれた。北海道日本ハム新監督、“BIGBOSS”の就任会見だ。BIGBOSSは「夢はでっかく根は太く」とスローガンを宣言し、北海道日本ハムを生まれ変わらせることを誓った。
あの日から1年以上が経過した今、もう一度就任会見を振り返りながら、BIGBOSSがチームとともに歩んできた1年間をプレイバックする。ここではBIGBOSSの“宣言”から7個をピックアップし、編集部独自にジャッジをしたい。
宣言①:北海道日本ハム、プロ野球を変える(○)
会見の冒頭「北海道日本ハムも変えていきますし、僕自身がプロ野球も変えていきます」と熱を込めて語ったBIGBOSS。かつてのスター選手が異例の転身、その話題性もさることながら、従来の常識に全くとらわれない選手起用や自身の発信など、間違いなくチームや球界を変えているといえるだろう。BIGBOSS、新庄剛志監督の改革はここから始まった。(1:06〜)
宣言②:球場が満員になる(○)
9月17日に行われた千葉ロッテ戦、実におよそ3年ぶりとなる満員を記録。「僕が帰ってきたからにはコロナは無くなり、球場は満員になりますよ。そういう運命なんで」と自信を見せていたBIGBOSSの言葉が現実となった。なお、同試合では上川畑大悟選手がサヨナラ打を放つ劇的な幕切れとなり、「ファンは宝物」を体現する試合にもなっている。(3:10〜)
宣言③:投手3人、野手4人のタレントを生む(△)
「チームにピッチャー3人、野手4人のタレントを作り上げていければ」と希望を口にしていたBIGBOSS。“タレント”とは全国区で名前が売れている選手のこと。その答え合わせは人それぞれだが、2022年にブレイクした選手や、話題になった選手は多かったのではないだろうか。
その筆頭は首位打者に輝いた松本剛選手だろう。シーズン中の活躍ぶりもさることながら、プレー外でも「きつねダンス」のブレイクに一役買い、オフにはバラエティ番組にも出演し、全国的に名前を売ったと言える。ほかにも吉田輝星投手や清宮幸太郎選手、今川優馬選手など飛躍を遂げた選手も。まだまだ若い選手の多いファイターズ。ここは期待も込めて「△」としよう。(3:41〜)
宣言④:全員横一線でスタート(◎)
会見時点で「僕が監督になって全員がドラフトにかかった選手だと思っているので、レギュラーなんか1人も決まっていません」と語っていたBIGBOSSの選手起用にも注目...
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