山口航輝、安田尚憲、高部瑛斗が台頭も、離脱する主力の穴を埋めきれず【千葉ロッテ2022シーズンレビュー:野手編】

2022.12.27(火) 06:30 パ・リーグ インサイト
MARINES Season Review 2022(C)PLM

 昨季はチーム51年ぶりとなる優勝マジックが点灯するも、惜しくも優勝を逃した千葉ロッテ。「頂点を、つかむ。」のチームスローガンを掲げて臨んだ今季だったが、スタートダッシュに失敗した。一時は盛り返したものの、夏場以降は再び失速。最終的には、3年ぶりのBクラス転落となる5位に終わった。
 本記事では投手編、野手編に分け、千葉ロッテの2022シーズンを振り返っていく。

期待の若手がレギュラー定着&タイトル獲得。キャプテンは3年ぶりの2桁本塁打&盗塁

 今季は、これまで打線の中軸を担ってきたマーティン選手が大不振。故障などでの出遅れや戦線離脱も相次ぎ、シーズンを通して苦しい打線のやりくりが目立った。
 そんな中、開幕から存在感を見せ続けたのが3年目の外野手・高部瑛斗選手だった。オープン戦打率.393の好成績で首位打者に輝き、初の開幕スタメンの座を勝ち取ると、その勢いそのままにレギュラーへと定着。持ち味の巧みな打撃から安打を量産し、自慢の俊足でも塁を陥れるリードオフマンとしての役割...

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