チームの主力選手のトレードという、まさに電撃的な移籍となった
11月15日、中日の阿部寿樹選手と東北楽天の涌井秀章投手のトレードが発表された。阿部選手は29歳でレギュラーをつかんだ遅咲きながら、確実性とパンチ力を兼ね備えた打撃と堅実な守備を武器に活躍。今季もレギュラーとして133試合に出場し、シーズンのクリーンアップの一角を務めていた。
前年に相手球団で主力を務めた野手の移籍とあって、当然ながら新天地でも大いに活躍が期待されるところ。今回は、阿部選手の球歴に加えて、「打球方向」と「球種別打率」に基づく打者としての特性を紹介。現在の東北楽天のチーム事情も確認しながら、イーグルスにおいて阿部選手に期待される役割について考えていきたい。
プロ入りの年齢は遅かったが、その後も着実な成長を見せて4年目にブレイク
阿部選手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。