初回の先制犠飛に始まり、3ラン、ソロと1人で大野雄を攻略
福岡ソフトバンクは柳田悠岐外野手の2発5打点の活躍で、連敗を4で止めた。10日、敵地ナゴヤドームでの中日戦。主砲は初回の先制犠飛に始まり、リードを広げる3ラン、2打席連発のソロと2本塁打5打点の大暴れ。右太もも裏に張りを抱える中で、ほぼ1人で試合を決め、試合後の工藤公康監督も「あれだけの結果を出してくれるのはね、少しでも休ませてあげたいんだけど、ありがたいですし、感謝しないといけないと思います」と感服していた。
初回1死二、三塁で左犠飛を放ち先制点を運んでくると、3回には1死一、三塁で“柳田らしい"逆方向への当たりで、左中間スタンドへ運ぶ15号3ラン。5回にも左翼スタンドへ16号ソロを放ち、3打数2安打2本塁打5打点。指揮官も「ああやって逆方向に打っても右打者と変わらない飛距離が出る。犠牲フライに、3ラン、ソロ。凄いですね」と驚くばかりだ。
右太もも裏の張りを抱えた状態でプレーを続ける。出来るだけ負担が減るようにと、9日に続き左翼で起用した。「守備とかを考えると100では動けないところがある。8割くらい。それも理解した上で出てもらっている。彼がいなくなってしまうのは1番痛いので」。まさに替えの効かないチームの核。そんな中でも結果を残してしまうのだから...