食べないのは悪?子の偏食に悩む親たちへ
連載も後半に入りました。4回目は「大人のサポート」をテーマに、お話します。子どもたちが野球をする上で、保護者や指導者といった大人の力は欠かせないと思います。自分自身も周りの大人の力がなければ、野球を続けるのも、プロになる目標をかなえるのも難しかったと強く感じています。
子どもにとって最も身近な大人は親であるケースが多いと思います。自分が父親になり、息子が少年野球をするようになって、両親の苦労をあらためて実感するようになりました。私は小学生の時に地元の少年野球チームに入っていました。練習は週に5~6日。平日は学校が終わってから練習、土日祝日は朝から夕方まで丸一日練習か試合でした。
まず、少年野球をする子どもを持つ親が直面するのが送迎です。私の両親は共働きで、どちらも平日はフルタイムで働いていました。土日の朝くらいはゆっくり眠りたいはずですが、早起きして試合会場まで主に父が車で送ってくれました。場所によっては片道1時間以上かかるところもあります。当時はナビがなくて地図頼みだったので、初めての球場に行く時は早めに家を出ることも...