福岡ソフトバンクは九州の伝統的工芸品を未来へつなぐためにコラボ商品を製作
福岡ソフトバンクが球団史上最高額グッズとなる“ホークスオリジナル仏壇”なるものを販売していたのをご存知だろうか。九州を元気にするプロジェクト「ファイト!九州」の一環として、九州8県・9つの伝統的工芸品とのコラボグッズを製作し販売。そのうち福岡県八女市の「八女福島仏壇」とコラボした仏壇は、球団グッズ史上最高額の170万円の値が付けられた。
プロ野球球団が仏壇を作るという驚きももちろん、その超高額商品ぶりにファンもザワついたのだが、6月8日、ついにこの仏壇に購入者が現れた。この日、PayPayドーム横のグッズショップ「ホークスストア」を訪れて会計を済ませ、購入者第1号となった。
この“ホークスオリジナル仏壇”を購入したのはPayPayドーム近くに住む、とあるご家族。ホークスの大ファンで、昨年亡くなった父親のためにと、母親と相談し、このオリジナル仏壇の購入を決めたという。
仏壇を購入した夫婦の父はシーズンシートを購入するほどのホークスファン
父親はシーズンシートを購入するほどのホークスファンだった。年に何度も球場に観戦に訪れていたものの、福岡ソフトバンクがリーグ優勝、日本一となった2020年シーズンを見届けて他界した。父がこの世を去ってからも、一家と母親は自宅にあった仏壇に、父が大事にしていた王貞治球団会長のサインボールなどを飾り、日々語りかけ、そして、試合を一緒に観戦して...
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