3月25日、ヤフオクドームで実施された福岡ソフトバンク対広島のオープン戦。福岡ソフトバンクの先発は、4度目のオープン戦登板となる松坂投手。
これまでの松坂投手は、自らの四球や暴投でピンチを招き、厳しい状況で2番手投手に後を託す場面が目立っていた。被安打自体は少ないなど、打者に力負けするような様子は見られなかったものの、乗り越えるべき課題は山積している。今度こそ、与えられたチャンスで爪痕を残し、層の厚い福岡ソフトバンク投手陣の中でも存在感を示したい。
初回、松坂投手は四球こそ出すものの、無失点に抑える危なげない立ち上がり。2回表には、広島の4番・新井選手、5番・松山選手といった強打者を、球数を費やしながらも連続で打ち取り、6番・エルドレッド選手からは、高めのつり球で空振り三振を奪う。3回表には先頭打者に四球を与えたが後続を抑え、4回表からは3イニングス連続で3者凡退。6回表には変化球中心の組み立てで3者連続三振を奪うなど、圧巻の投球...