外国人も自前で育成 17歳のメキシコ人左腕獲得に見る福岡ソフトバンクの“世界戦略”

2022.3.15(火) 18:54 Full-Count 藤浦一都
入団会見に臨んだ福岡ソフトバンクのアレクサンダー・アルメンタ※写真提供:Full-Count(写真提供:福岡ソフトバンクホークス)

17歳のアレクサンダー・アルメンタ投手が入団会見

 福岡ソフトバンクに育成選手として新加入したアレクサンダー・アルメンタ投手が15日、福岡・PayPayドーム内で入団会見を行った。アルメンタはまだ17歳で、メキシコ出身の左腕。昨季はメキシカンリーグのキンタナローでプレーした。同席した三笠杉彦GMは「世界中からホークスでのプレーを希望する選手を集めたい」と、海外から若くて有望な選手を集め、育て上げる方針を改めて示した。
 福岡ソフトバンクは、3軍制の拡大に伴い昨年秋の育成ドラフト会議で14選手を指名。さらに4人の外国人育成選手の獲得を発表していた。その先頭を切って入団会見を行ったアルメンタは「日本のチームが僕のことを知っていて、オファーをくれるなんて夢にも思わなかった。セールスポイントはストレートだが、これからもスピードと質を高めていきたい。変化球はカーブとチェンジアップ。日本でレベルアップしてできるだけ早く1軍に上がりたい」と大きな目を輝かせた。
 会見に同席した三笠GMは「育成ドラフトというルートだけではなく、かつてスチュワート投手を獲得したように世界中からホークスでのプレーを希望する選手を集めたい」と改めて球団の方針を口にした。米国でドラフト1位指名を受けたカーター・スチュワート・ジュニア投手を入団させたのは2019年。3年目の昨季は1軍11試合に登板するとこ...

続きを読む

関連選手記事/PLAYER

関連チーム記事/TEAM