陳冠宇に呂彦青……ドラフト指名の元NPB選手、日本人選手の成績は?

2022.1.19(水) 07:01 駒田英(パ・リーグ インサイト)
呂彦青投手 写真提供:CPBL

 台湾プロ野球の2021年シーズンは、林威助監督率いる前期シーズン優勝の中信兄弟と、後期優勝の統一セブンイレブンライオンズが台湾シリーズで対決、中信が4連勝で統一を下し、11年ぶりに台湾王者に輝いた。今回は昨年末に行われた年間表彰式のほか、ストーブリーグの話題をたっぷりお届けしよう。
<前編>中信デポーラが2年連続MVP 元NPBのあの助っ人、コーチが台湾へ
<後編>平野恵一氏が中信のコーチに就任 5球団中4球団に日本人指導者が
 昨年のドラフトでは、楽天が陳冠宇、中信が呂彦青と元NPBの左腕を1位指名した。元千葉ロッテの陳冠宇は先発で6試合登板も勝ち星がつかず、ロッテ時代の主戦場、中継ぎへ転向、10月25日には初勝利を挙げるなど、配置転換で調子を取り戻したように思えたが、その後も肝心な場面で痛打されるケースが目立ち、21試合、1勝5敗、1ホールド、防御率6.52という成績に終わった。シーズン終了後には、不甲斐ない時も支えてくれた人達に感謝の言葉を記し、再起を誓った陳冠宇、今季はチーム事情を考慮し、中継ぎを担うことになった。8日からスタートした若手主体のキャンプに参加するなど今季にかける意気込みは強い。十分な調整ができる今季は、本来の実力を発揮してくれる...

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