滞空時間の長いホームランは芸術だ!
試合の局面をひと振りで変えることができるホームラン。打った瞬間とんでもない打球速度で「これはいった」とわかる一打ももちろんいいが、高々と上がった打球がなかなか落下せず、誰もが顔を上げて待ち受けるなかで観客席にスコーン! と落ちる滞空時間の長いホームランも情緒があるというもの。このときばかりは、アスリートによる芸術、まさにアートが創作されいるといっても過言ではない。
今回は、そんな滞空時間の長いホームランに的を絞って計測した。
9月14日から11月12日までの間で、トップ5に入ってきたホームランアーティストたちは、どのような選手だろうか?
捕手ながら長打が魅力の佐藤都志也選手(千葉ロッテ)
まず、5位に入ったのは、千葉ロッテの2年目・佐藤都志也選手だ。滞空時間は6秒05。映像をみると弾道がかなり高く上がってなかなか落ちてこない感覚がわかると思う。これこそが、6秒を超える滞空時間の打球であり、独特の間がホームランの美しさを引き出...
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