国指定の難病により、22歳で現役続行を断念せざるを得なかった西浦選手
9月24日、オリックスの西浦颯大選手が現役引退を発表した。西浦選手は2020年に国指定の難病である「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され、2021年からは育成選手として再契約していた。昨オフに2度の手術を受けて復帰を目指していたものの、本人からの申し入れにより、このたび引退が決まっている。
病気によって22歳の若さで現役続行を断念せざるを得なかった西浦選手だが、高卒でのプロ入りから3年間で、一軍公式戦128試合に出場。特に守備面では高い身体能力を生かしたガッツあふれるファインプレーをたびたび披露し、野球センスの高さを垣間見せていた。
今回は、西浦選手がプロ野球の舞台で見せてきた印象的なプレーを、映像とともに振り返る。そして、若くして一軍で勇躍した西浦選手が残した、プロ野球人生の軌跡を追っていきたい。
高卒からの3年間でいち早く台頭し、着実に一軍戦力へと成長しつつあった
西浦選手が昨季までに残した年度別成績は、次の通りとなっている。