今や名実ともに球界を代表する打者となった柳田悠岐選手。観客を魅了する豪快なフルスイングで本塁打を量産、確実性も高く毎年のように高い打率や出塁率を記録する。しかし2021年、ひそかに話題となっていることがある。それは、これまで幾度となく相手投手陣をうち砕いてきた球場、「楽天生命パーク宮城」での成績が振るっていないということだ。
球場ごとの成績はシーズンや調子によって大きく変わることがあり、偶然性が高いともいえるが、プロ野球ファンとしてはどこか気になってしまう数字でもあるだろう。贔屓の選手の残している成績を知ることによって、観戦の楽しみはきっと広がるはずだ。
得意な球場のはずが一転......。2021年のOPSは.500を下回る
まずは、楽天の本拠地が「楽天生命パーク宮城」と名を改めた2018年以降、柳田選手が残した成績を見ていただこう。(以下、成績はいずれも9月16日の試合終了時点)