2月20日に始まったオープン戦が、今月21日に終了。プロ野球公式戦開幕を3日後の25日に控え、徐々に「開幕ムード」も高まってきた。このそわそわした妙な空気感は、プロ野球ファンの方々にとっては春の風物詩と言えるだろう。
パ・リーグでは今年、三連覇を目指す福岡ソフトバンクの再びの独走となるか、あるいはそれ以外のチームは福岡ソフトバンクの「王朝」到来に待ったをかけ、再び「混パ」の展開とできるか。既存選手の期待通りの活躍はもちろんだが、行方を占うカギとなるのは、やはり新加入、あるいは新たな戦力となる選手たちだ。今回は「パ」に大きな刺激と、ファンに興奮を与えてくれるであろう選手たちを、動画とともに紹介していきたい。
北海道日本ハム
すでにリーグ屈指の面々を誇る投手陣に、即戦力の選手が多数加入した。身長190センチの長身から140キロ台後半の直球と多彩な変化球を投げ込むドラフト1位・上原健太のオープン戦登板はなかったものの、新日鉄住金かずさマジックから入団のドラフト2位・加藤貴之は、貴重な左腕としてブルペン陣に加わることが期待される。またドラフト3位・井口和朋は独特のフォームから投じる力強いストレートの印象を強く植え付けている。
新外国人は先発候補のアンソニー・バースと、リリーフ候補のクリス・マーティンの2投手。いずれも昨年メジャーで登板経験が多数あり、さらに150キロ台を計測する速球が武器という共...