高卒7年目の宗が三塁のレギュラーに定着、メジャー顔負けの好守を連発
前半戦首位ターンを決めたオリックス。2年連続最下位に低迷していただけに、ファンにとっては“嬉しい誤算”とも言えるかもしれない。だが、運だけで勝ち上がることができるほど戦国パ・リーグは甘くはない、そこには確かな選手の成長があった。
4番に定着した杉本裕太郎外野手、高卒2年目でリーグトップタイの9勝をマークしている宮城大弥投手の活躍は言うまでもない。守護神の固定などリリーフ陣に課題は残っているが、野手では三遊間を固定できたことが大きかった。
これまで外野手として起用されることもあった宗佑磨内野手。入団当時から抜群の身体能力を評価されていたがレギュラーに定着することはなかった。だが、7年目の今季は三塁手として強肩と鮮やかなグラブ捌きを武器にメジャー顔負けの好守を連発。すでにキャリアハイとなる84試合に出場し、打撃でも打率.262、5本塁打22打点の好成績をマーク。出塁率の高い1番・福田周平内野手の後を打つ2番として3番・吉田正、4番・杉本に繋ぐ役割をこなしている。
高卒2年目の紅林は遊撃で開幕スタメン、我慢の起用に応える
そして長年、遊撃手を定位置としていた安達了一内野手からその座を奪ったのが紅林弘太郎内野手だ。遊撃のポジションで開幕スタメンを勝ち取ると、序盤は1軍の雰囲気に圧倒される場面もあった。だが、中嶋監督が使い続けたことで現在は固さが抜け、フィールディングの正確性は格段に...
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