正念場を迎えた安田、這い上がってきた藤原… 千葉ロッテ井口監督の巧みな若手育成法

2021.7.28(水) 16:24 Full-Count
37勝34敗12分けの3位で折り返した千葉ロッテの前半戦をおさらい※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

シーズン中に2件のトレード成立&元中日のロメロを獲得

 今季前半戦を37勝34敗12分けで終えた千葉ロッテ。開幕から5連敗とつまずきながら首位オリックスとは2.5ゲーム差の3位と、2005年以来16年ぶりパ・リーグ制覇を狙える位置につけた。就任4年目の井口資仁監督の選手起用、シーズン中に敢行した積極的な戦力補強などを振り返りながら、後半戦を占う。
 総得点384&74盗塁はリーグ1位で、チーム打率.250と81本塁打は同2位。アグレッシブな攻撃力が今季の千葉ロッテの特長だ。1番・荻野と3番・中村が固定され、シーズン序盤は2番を務めたマーティンが6月下旬からは4番に。5番レアードとつながる打線は迫力十分だ。
 一方で、井口監督は若手を積極的に登用。4年目の安田を5月下旬まで4番に据え、開幕戦には高卒3年目の山口を5番に抜擢した。しかし、結果が伴わなければ先発を外したり、2軍に落としたり、厳しさも見せ、成長を...

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