25年前のオリックス守護神が仰天した中嶋監督 サインに首を振った時の“頑固ぶり”

2021.7.17(土) 07:30 Full-Count
オリックス・中嶋聡監督※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

中嶋聡監督とバッテリーを組んだ鈴木平氏が語る当時の思い出

 1996年を最後にリーグ優勝と日本一から遠ざかっているオリックスが好調だ。交流戦で優勝した勢いそのままに、首位を争っている。1996年はイチロー氏や田口壮氏らを擁した黄金期。当時ブルペンを支え、巨人との日本シリーズで胴上げ投手にもなった鈴木平氏が、今シーズンの強さの理由を分析した。
 強いオリックスを知る一人として、今シーズンは期待を持ってシーズンを見守っている。静岡県磐田市で治療院を開いている鈴木平氏は1995年から5年間、オリックスの中継ぎとしてフル回転した。東京ヤクルトからトレード加入した1年目は50試合に登板して防御率1.83の活躍でリーグ優勝に大きく貢献。翌1996年は守護神を務めて55試合登板で19セーブをマーク、日本シリーズでは胴上げ投手となった。
「若い選手が伸び伸びとやっている」。鈴木氏はオリックスが今季好調の理由をこう語る。投手では絶対的エースの山本由伸投手だけではなく、宮城大弥投手や田嶋大樹投手が成長。打者では宗佑磨外野手や紅林弘太郎内野手が試合を重ねるごとに、存在感を増している。プロ6年目、30歳の杉本裕太郎外野手も才能を...

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