2014年のオリックスはゲーム差なしの2位
オリックスが交流戦優勝の勢いそのままに快進撃を続け、7月9日の試合終了時点で2位に3ゲーム差の首位に立っている。1996年以来となるリーグ優勝の可能性も感じさせるが、オリックスの優勝争いといえば、優勝した福岡ソフトバンクとゲーム差なしの2位と、最後まで熾烈なマッチレースを繰り広げた2014年の戦いぶりが記憶に新しいところだ。
優勝争いをするチームには往々にして明確な強みがあるものだが、2014年と2021年のオリックスの強みは、それぞれどこにあったのだろうか。今回は、「先発」「リリーフ」「打線」の3部門を比較することで、2014年と2021年の相違点、そして共通点を探っていきたい。
※成績は2021年7月9日試合終了時点
金子千尋投手級の防御率を誇る投手が、2021年には2名も存在
まず、先発投手の顔ぶれとその成績について見ていこう。