千葉ロッテが交流戦直後に施した2つのトレード。解決が期待されるチームの“課題”とは?

2021.6.22(火) 07:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
千葉ロッテマリーンズ・加藤匠馬選手(C)パーソル パ・リーグTV

シーズン途中のトレードは、これまでの戦いぶりや内容を反映したものでもある

 巻き返しに向けた2つのトレードは、チームの課題を解決するためのラストピースとなるだろうか。千葉ロッテが、6月14日に有吉優樹投手と国吉佑樹投手、6月15日に加藤翔平選手と加藤匠馬選手と、交流戦終了直後に相次いで2つのトレードを成立させた。どちらも交換相手がセ・リーグの選手とあって、普段パ・リーグの試合を中心に見ているファンにとっては、ややなじみの薄い選手かもしれない。
 シーズン途中のトレードは、これまでの戦いぶりを通じて浮かび上がってきたチームの弱点や、課題を解決することが目的となる。では、今回のトレードによって解決が期待される現在のチームが抱えた課題とは、いったいどのようなものだろうか。
 今回の記事では、今回新たに千葉ロッテの一員となった2選手の経歴や特徴について紹介するとともに、その加入によってチームにもたらされることが期待されるプラス要素や、球団が獲得に踏み切った理由として考えられるものについて、それぞれ紹介していきたい。

最速161km/hの速球を武器に、横浜DeNAブルペンの貴重なピースとなっていた

 まず、国吉佑樹投手がこれまでに記録した年度別成績について見ていこう。

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