千葉ロッテ優勝へ「彼が結果を残せば…」 “下克上”成し遂げた元監督が挙げるキーマン

2021.4.26(月) 18:00 Full-Count
千葉ロッテ・オリックスで監督を務めた西村徳文氏※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

打線ではマーティンと荻野を評価、安田は「もう少し打率を…」

 千葉ロッテが好調だ。13日の楽天戦から21日の北海道日本ハム戦まで2引き分けを挟んで6連勝。23日からの福岡ソフトバンク3連戦も2勝1敗で勝ち越し。27試合で13勝10敗4分けと3つの貯金を作り、首位福岡ソフトバンクと1ゲーム差さの3位につけている。現役時代は千葉ロッテで首位打者を1度、盗塁王を4度獲得し、監督として2010年に千葉ロッテを日本一に導いた西村徳文氏に好調の要因を聞いた(成績はすべて4月25日時点)。
 スタートはつまずいた。開幕カードで福岡ソフトバンクに3連敗、続く楽天にも2連敗で、いきなり5連敗を喫した。福岡ソフトバンク戦では抑えの益田直也が打たれて2度のサヨナラ負け、楽天との2試合は0、1点と打線が機能しなかった。
 しかし、立ち直りは早かった。4月1日の楽天戦で16点を奪って連敗を5で止めると、翌2日の北海道日本ハム戦も16得点で大勝。その後も打線は活発で、12球団トップの137得点を挙げている。「5つの借金を返すのは決して簡単ではない。大きな連勝がなければ1か月くらいはかかります」と西村氏。千葉ロッテは約3週間で完済し、現在は貯金を作っている。地力がつい...

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