福岡ソフトバンク・中村晃が一軍に帰還

2018.4.28(土) 17:21 パ・リーグ インサイト 望月遼太
2018/4/1 H-Bs 球場の空気を変える!! ホークス・中村晃の逆転満塁ホームラン!!

負傷の影響で戦列を離れていた福岡ソフトバンクの中村晃外野手が、4月28日、一軍の出場選手に再登録された。今季は打率.349と絶好調だった巧打者の復帰は、現在リーグ3位となかなか本領を発揮できていない王者・福岡ソフトバンクにとって心強いニュースに違いない。

球界屈指のバットコントロールが持ち味

2007年、帝京高校からドラフト3巡目で福岡ソフトバンクに入団した中村晃選手は、2013年に109試合の出場で打率.307という好成績を残してレギュラーに定着。翌年は143試合に出場して打率.308、176安打で最多安打に輝いた。2015年にも打率を3割に乗せて球界屈指の好打者としての地位を確立し、その職人技で強豪チームを支え続けている。
ただその後の2シーズンも全143試合に出場しているものの、打率は3割を下回り、やや低調な状態が続いていた。しかし、2017年のクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは2本の決勝弾を放ってみせ、日本シリーズでも第2戦の逆転弾や第5戦での2ランで存在感を発揮。主力としての意地を見せ、日本一奪還に大きく貢献した。
シーズンを跨いだ2018年も持ち前のバットコントロールが冴えわたり、前年の.270を大きく上回る.349という高打率をマーク。とりわけ負傷直前は9試合連続安打、直近2試合で5安打を放つなど絶好調となりつつあっただけに、故障による離脱は追撃態勢を整えようとしていた福岡ソフトバンクにとっても大きな痛手となってしまった。

改めて王者の威厳を見せ付ける大事なピース

中村晃選手の特徴のひとつとして、非常に優れた選球眼を持っていることが挙げられる。レギュラーに定着した2013年以降のすべてのシーズンで.350を超える出塁率を記録しており、2016年には打率.287に対して出塁率.416と、打率を1割以上超える数値をマー...

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