日米の最終決戦で見られたスポンサーアクティベーションの違い

2016.11.15(火) 00:00 パ・リーグ インサイト 新川諒

ワールドシリーズといえば、アメリカ国内だけでなく世界が注目するビッグイベントであり、球場内外でそのプレミア感を味わうことができる。球場外では、対戦する両チームが描かれたワールドシリーズ限定のグッズや通常のベースボールキャップにワールドシリーズのロゴが加わったものなどが店頭に並ぶ。今年のワールドシリーズは優勝から長らく遠ざかっているチーム同士の対決のため、朝から球場周辺でいつも以上にお祭り雰囲気が漂っていた。
日本シリーズ第6戦のマツダスタジアムに足を運んでみると、その雰囲気は広島でも感じることができた。球場外が開場前から真っ赤に染まり、多くの人々で溢れかえっていた。だがそれを彩る日本シリーズ限定グッズ等は球場外のテントに覆われた仮設の売り場と非常に簡素なものだった。あくまでも仮設であるため、コストを抑えてのことだろうが至るところでワールドシリーズ限定グッズが見られる米国に比べると、チームショップ内までには管轄が違うためか浸透していなかった。
地元ファンは真っ赤なカープグッズを新たに購入して、ホームでの応援に励む。だが遠方からやってくるファンにとっては“旅”要素も含まれているだろう。特に日本シリーズのような毎年出られるかどうかが分からない試合では、ちょっとした記念グッズを手に取ろうとしてもお...

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