金字塔に達した森唯斗と益田直也。パーソル CS パで相対する両守護神の共通点と違い

2020.11.14(土) 07:01 パ・リーグ インサイト 望月遼太
福岡ソフトバンク・森唯斗投手(左)、千葉ロッテ・益田直也投手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

ほぼ互角の成績を残している両守護神

 11月14日から始まる「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」で相対する、レギュラーシーズン1位の福岡ソフトバンクと、2位の千葉ロッテ。その両チームの守護神を務めているのが、森唯斗投手と益田直也投手の両右腕だ。両軍はともに僅差の試合で勝ち切る勝負強さを発揮して好成績を残した。シーズン中にセーブ王を争った彼らが、そういったチームの基本方針にも大きく貢献を果たしたことは疑いの余地がない。
 森投手と益田投手はともにクローザーを務めているだけではなく、それ以外の点でも少なからず共通点が見られる。今シーズンの8月7日に益田選手が通算100ホールド&100セーブを達成すると、10月11日には森投手も同じく通算100ホールド&100セーブに到達。史上6名しか達成していない希少な記録が同じシーズンに達成されている点からも、何やら数奇な縁を感じるところだ。
 両投手の今季成績は、森投手が防御率2.28で32セーブ、益田投手が防御率2.25で31セーブと、成績もほぼ互角。その一方で、150km/hを超える速球を軸に打者を押し込んでいくという共通点こそあれ、カットボールとスプリットを決め球として用いる森投手と、シンカーを決め球に持つ益田投手では、投球スタイルという面においては少なからず差異...

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