2020 パーソル クライマックスシリーズ パへの進出をかけ、正念場を迎えた千葉ロッテが首位・福岡ソフトバンクに逆転勝利を収め、同一カード3連敗を阻止した。
中盤に好機を生かして逆転し、盤石の投手リレーで逃げ切った。絶対に負けられないこの一戦に懸ける想いが上回った千葉ロッテが執念で勝ち取った白星だと言えるだろう。
1点ビハインドの5回裏、「気持ちで打った」という殊勲の逆転タイムリーを放った安田尚憲選手のバッティングが無ければ、もちろん勝利をつかむことはできなかった。しかし、逆転した直後の6回表に美馬学投手が見せた投球が、試合の流れを引き寄せる分岐点となった。
6回表の福岡ソフトバンクの攻撃は、3回表に変化球を捉えて先制のきっかけを作った、2番・牧原大成選手から始まる好打順だった。ここでの美馬投手・田村龍弘選手バッテリーの攻めに注目したい。直球を狙っていたのか、カウント1ストライクからの2球目、フォークボールに対して上体が突っ込みながらファール。その後、反応を見た田村選手はフォークボールを2球連続で要求し、見事三振に...
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