リーグ1位優勝は1974年以来、実現していない千葉ロッテのキーマンになれるか
千葉ロッテ・澤村拓一投手が巨人から移籍後、好投を続けている。8日の本拠・北海道日本ハム戦では3者連続三振。ファンに強烈な印象を残した。千葉ロッテで守護神として活躍した小林雅英氏はこの衝撃の1イニングに澤村と井口監督の覚悟を見たという。移籍当日、それもファーム暮らしだった右腕を1点差で使ったことにはシーズンを占う大きな意味があった。
雄叫びをあげる気合に、千葉ロッテファンは痺れた。投球を映像で見た小林氏は「澤村くんはすごくいい顔していましたね。良い集中で、マウンドに上がれていたんじゃないかなと思います」。巨人では移籍前に3軍も経験。一方、千葉ロッテで与えられている場面は勝ちパターン。中継ぎにとっては、首脳陣の信頼、心意気を感じるところだ。
勝敗に影響が出る可能性のある大事なイニングだったが、小林氏は「すべてのことが確認できるシチュエーションだったのではないかなと思います。澤村くんが残りシーズン、千葉ロッテの戦力になるかどうかを見定める意図があったのではないか」...