進化を続ける優良助っ人、ステフェン・ロメロ。データから見える大活躍の理由とは?

2020.8.11(火) 19:13 パ・リーグ インサイト 望月遼太
イーグルス・ロメロがロメロメロメロでロメロメロメロ (C)パーソル パ・リーグTV

移籍初年度から、チームに欠かせない存在となりつつあるロメロ選手

 来日4年目を迎えた助っ人にとって、今季はキャリア最高のシーズンとなりそうな気配だ。3シーズンにわたってオリックスで活躍したステフェン・ロメロ選手が、今季から楽天に新加入。あっという間にチームに溶け込み、確実性と長打力をあわせ持った打撃を活かして、チームの主軸の一人として出色の活躍を見せている。
 そんなロメロ選手だが、オリックス時代に相次ぐケガに悩まされてきたこともあってか、今季も序盤戦においては、もう1名の助っ人大砲であるジャバリ・ブラッシュ選手と併用されるケースも少なくなかった。そんな中で、リーグ1位タイ(8月9日終了時点)の14本塁打、同2位の打率.348という数字を記録し、成績の面でも優秀な数字を残している。

優秀な数字を残していた2019年から、さらに打撃内容を進化させている

 これだけの打撃成績を残しているロメロ選手が時には6番以下を打つこともあるという事実が、今季の楽天打線の脅威をより強めているのは間違いないところ。ただ、ロメロ選手は昨季まで在籍したオリックスにおいても、出場した試合では常に優秀な成績を残していた。ロメロ選手がこれまで日本球界で残してきた成績は、下記の表の通りとなっている。

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