17年の自主トレから秋山翔吾に弟子入り、19年オフに戦力外通告を受けた金子一輝さん
埼玉西武ライオンズは、埼玉県内5か所でアカデミーを開校している。コロナ禍の影響で授業が中断していたが6月から順次再開され、今年からアカデミーコーチに就任した金子一輝さんも、新たな人生をスタートさせた。
神奈川・日大藤沢高から13年のドラフト4位で入団。5年目の18年5月に1軍に初昇格し、プロ入り初安打となる本塁打を放つなど、6試合で14打数5安打の成績を残した。しかし、6月に降格後は再び1軍の舞台に立つことはなく、19年オフに戦力外通告を受けた。
「1軍で感じた課題、特に追い込まれてからのバッティングに取り組んでいました。でも、一度ずれた感覚が戻らなかった。映像で照らし合わせてみても、大きく変わっているところはないので、細かいところが少しずつずれていって、答えが見つからないままでした。最後の年も、本当に悩みながらやっ...