2017年にはパ・リーグの3割打者はわずか2名だったが……
「3割打てば一流」という言葉がある通り、シーズン打率3割は多くの選手にとっての一つの目標となっている。しかし、実際に規定打席に到達したうえでシーズン打率3割を達成できる選手の数は、そう多くはないのが実情である。実際、今から2年前、2017年のパ・リーグにおいて、3割打者が秋山翔吾選手と柳田悠岐選手の2名だけという希少なケースが生じたこともあった。
しかし、その後は2018年が5名、2019年が6名と、直近2年間におけるパ・リーグの3割打者の数が再び増加傾向にある。そして、2019年にシーズン打率3割を達成した6名の選手たちの顔ぶれを実際に見てみると、先程の「3割打てば一流」という言葉が納得できるような、実績十分の選手たちが多く顔をそろえていることがわかる。その顔ぶれと、各選手の成績は以下の通りとなっている。