「僕たちが高校生に話せることができたり、緩和される機会になったらいい」
福岡ソフトバンクの和田毅投手が21日、分離練習後にオンライン会見を行い、甲子園中止に伴い、プロとアマの垣根の撤廃、プロアマ規定の緩和を望んだ。
この日はランニングや肩まわりの強化などで練習を行ったという和田。前日に中止が決まった夏の甲子園に話題が及ぶと、表情を曇らせた。「言葉が見つからないというか、なんて声をかけてあげればいいのか分からない感じですね。野球に限った話じゃなく、2年半、その競技のことだけを考えてきた、野球だけで言えば甲子園にいくことだけを考えてきた球児はたくさんいる。そういう子たちの気持ちを考えると言葉が出てこないのが正直なところです」と語った。
その上で「こういうことが起きて、選手会が地方大会への寄付を考えているという話も見ました。これを機会にプロアマの垣根が雪解けして、僕たちが高校生に話せることができたり、緩和される機会になったらいい。(プロアマ規定が)緩和された年だ、というのは高校3年生のひとつの思い出になると思う。何かしらプロ球界として協力できるものはしたい。選手会の動きは嬉しかったですし、何か変わるきっかけになってほしい」と...