中田が語った「ボールのちょっと下にバットを入れてあげるという感覚かな」
プロ野球開幕を心待ちにしながら北海道日本ハムの取材ノートを整理していたら、思い出深い言葉を再発見した。「F取材ノート~心に残ったあの言葉」として改めて紹介したい。今回は主砲の中田翔内野手だ。
「ボールのちょっと下にバットを入れてあげるという感覚かな」
オープン戦1号を放った今年3月1日の本拠地オリックス戦後に披露した打撃理論の一端。例年より軽く振っているように見えるのに、飛距離は出ている。打撃がどう変わったのかという質問に対して、必死に言葉を探そうとする姿が印象的だった。「もちろん力を入れて振りにいくけれども、ボールを捉えにいく中で自分の感覚がちょっと変わりつつあるというか。なんて言えばいいかわからないけど……自分の感覚の問題なんでね」と言った後に続けたのが冒頭の...