嘉弥真新也(かやま・しんや)/投手
#57/1989年11月23日生まれ
172cm・70kg/左投左打
沖縄・八重山農林高校、ビッグ開発ベースボールクラブ、JX-ENEOSを経て、2011年のドラフト5位で福岡ソフトバンクに入団。2年目の2013年に40試合に登板して防御率2.32という数字を残すと、翌2014年にも32試合に登板して防御率3.19と、中継ぎ左腕として存在感を示した。しかし、その後2年間は不振に陥り、登板機会も減少。苦境を打破するべく投球フォームをスリークウォーターからサイドスローに変更し、2017年の復活にかけた。
すると、その不退転の覚悟は結果となって表れる。横手から投じられる速球とスライダーは、左打者に対して大いに威力を発揮。FAでチームを離れた森福允彦投手(巨人)の穴を埋めることがテーマのひとつだったチームにとっても、嘉弥真投手がその後釜に収まったことは大きかった。イニングの途中からマウンドに上がって鮮やかにピンチを切り抜ける火消し役も幾度となくこなし、58試合で2勝0敗14ホールド、防御率2.76という活躍ぶりで、リーグ優勝と日本一にも貢献。鉄壁のリリーフ陣の一角としてブレイク...