大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)/投手
#10/1995年6月29日生まれ
184cm・79kg/左投左打
熊本・済々黌高校から早稲田大学を経て、2017年育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクに入団。高校時代は、エースとして2度の甲子園経験がある。大学進学後は、1年秋から4勝を挙げ、存在感を見せると、2年次にはエースに定着。春には防御率0.89で4勝かつ3完投の活躍を見せ、六大学リーグで春秋連覇。さらに2015年の全日本大学野球選手権の優勝にも貢献し、充実の1年となった。一時スランプに陥るも、4年秋に3季ぶりの勝利から復活のきっかけをつかみ、プロの世界へと羽ばたいた。
彼の投球スタイルには、「技巧派」という言葉がピッタリ。出どころの見づらいフォームは打者にとって嫌らしく、制球力も抜群。ストレートの球速は140km/h前後も、スライダーやカーブ、チェンジアップなどを自由自在に操り、ゴロやフライで打ち取る巧みな投球術が持ち味だ。育成選手として入団した2018年だったが、二軍で好投を続け、8勝負けなし、防御率1.87の好成績を残し、ウエスタン・リーグ最多勝を受賞。シーズン中の7月下旬に支配下登録を勝ち取ると、背番号は「133」から「10」に変更された。8月にはプロ初登板・初先発を8回2失点の白星デビューで飾った。その後も先発ローテーションの一角を担うと、3勝2敗、防御率3.88の数字を残した。ポストシーズンでは、中継ぎとしてCS、日本シリーズでも経...