楽天由規、30万増の450万円でサイン! 新球取得に意欲「新しいスタイルも見えつつある」

2019.11.20(水) 18:42 Full-Count 高橋昌江
契約更改を行った楽天・由規※写真提供:Full-Count(写真:高橋昌江)

今季は481日ぶりの1軍マウンド、最速150キロをマークし復活をアピール

 楽天の由規投手が20日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、30万円増の450万円でサインした(金額は推定)。東京ヤクルトを戦力外となり、楽天で再出発した今季は最終戦で481日ぶりの1軍マウンドに立った。「新しいスタイルも見えつつある」と新球種を習得し、来季のフル回転を誓った。
 右肩痛の影響で東京ヤクルトを戦力外となり、今季は生まれ育った故郷・仙台に本拠地を置く楽天でリスタートした由規。「怪我をしている、本当に投げられるかどうかわからない状態の中、声をかけていただいた。育成契約から始まり、支配下になりましたが、1年間、怪我なくシーズンを終えることができ、本当に球団には感謝しています」と語った。
 育成から支配下となったのは7月28日。そして、レギュラーシーズン最終戦の9月26日の埼玉西武戦で9回の1イニングに登板した。481日ぶりの1軍マウンドで最速150キロをマークし、無安打無失点の好投。2つの三振を奪い、復帰を果たした。「投げている最中は正直、あまり覚えていない」というが、「自分が思っている以上の歓声をいただいた。その歓声に乗せられて、いいピッチングができたんじゃないかなと思います」とファンの後押しに感謝。「仙台に帰ってきたな、帰ってきてよかったなという思いがこみ上げてきました」と思い返した。

先発、中継ぎとポジションはとわず「1年間、1軍でフル回転できるように頑張りたい」

 来季について「(先発や中継ぎなど)どういうポジションになるかわかりませんが、1年間、1軍でフル回転できるように頑張りたい」と力強く語った。1軍でフル回転するための手応えも得ているようだ。「秋もいろんなことに挑戦し、自分の新しいスタイルも見えつつある」といい、ツーシームやシュートボールを習得中であること...

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