北海道日本ハム田中賢、引退試合で叶えたかった2つの思い 「僕が見たいと…」「自分の場所だな」

2019.9.28(土) 12:31 Full-Count 石川加奈子
北海道日本ハム・田中賢介※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

親友の鶴岡は守りだけだったが「僕が見たいといいました」

■オリックス 5-1 北海道日本ハム(27日・札幌ドーム)
 北海道日本ハムの田中賢介内野手が27日、本拠地オリックス戦で引退試合に臨んだ。「2番・DH」で先発出場し、6回には右前打、8回の最終打席は号泣しながら右翼フェンス直撃の適時打を放ち、日本通算1499安打で日米20年間のプロ生活にピリオドを打った。
 5点ビハインドで迎えた8回2死一、二塁、打席に向かう田中賢の視界が涙でぼやけていった。「ずっと我慢していましたけど、この打席で最後だと思うといろいろな思い出が込み上げてきて。満員のファンの中で最後できて幸せでした」。野球人生最後の賢介コールを聞くと、涙腺は決壊した。指で目頭を押さえ、さらにはユニホームの右袖で...

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