バットに当たった瞬間からの技術が求められる内野安打
「脱兎のごとく」とはよく言ったものである。ゴロを転がしたら、安全地帯の一塁ベースへ。まさに、逃げこむ兎のように猛スピードで走る選手たち。そのタイムはどの程度ものか? 内野安打の際にかかった秒数の速いものからランキングにした。そのトップ5をみていこう。
ちなみに、計測方法は、バットにボールが当たる瞬間をスタートし、一塁ベースに触れた瞬間をゴールとしている。
純粋に走るタイムを知りたいのであれば、走り始めの一歩目を踏み出した瞬間をスタートとする方法もあるが、野球は単に足が速ければいいというわけではない。コンマ数秒、スパイク1足分未満のわずかな差がセーフとアウトの明暗を分けるだけに、打撃から走塁へ流れるように素早く切り替える...