8月に入り6カード連続勝ち越し中とここにきて調子を上げてきた埼玉西武と、1厘差で首位を死守し、気の抜けない戦いが続く福岡ソフトバンクの一戦。序盤から岸投手と武田投手の両先発がともに失点を喫し、中盤まで追いつ追われつの展開となった。
初回は両先発が無失点に抑える立ち上がり。好投手同士の対決なだけに、ロースコアでのゲームとなるかと思われたが、2回裏に獅子が試合を動かす。1死から5番・中村選手が二塁打で出塁し、7番・栗山選手の適時二塁打で先制。「ランナーをかえせて良かった」という一打でまずは埼玉西武が先手を奪う。
直後の攻撃で福岡ソフトバンクがすぐさま反撃。先頭の9番・細川選手と2番・本多選手が安打を放つなど、2死満塁の絶好機を迎える。まずは5番・長谷川選手の押し出し四球で同点とし、6番・松田選手の2点適時打でリードを2...