【あの夏の記憶】全治1年の重症、それをひた隠しに… 鷹・高橋純平を襲った2015年夏の悲劇

2019.7.18(木) 17:46 Full-Count 福谷佑介
福岡ソフトバンク・高橋純平※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

注目を集めた夏の岐阜県大会では、ほとんど投げることなく準決勝で敗退

 今から4年前の2015年。全国の高校野球ファンから注目を一身に集めていた男がいた。県岐阜商の高橋純平投手。現在、福岡ソフトバンクに在籍し、今季急成長を遂げている右腕である。当時は、最速150キロを超すストレートを武器に、世代ナンバー1投手の呼び声高く、ドラフト1位指名は確実、夏の甲子園での活躍を誰もが楽しみにしていた。
 だが、3年の夏、高橋純平はほとんどマウンドに立つことなく姿を消した。マウンドに立ち、ボールを投げたのは、準々決勝の中京高校戦のみ。それも、わずか打者7人に対して投げただけだった。準決勝の斐太高校戦ではマウンドに立つことすらなく、姿を消した。
 左太もも裏に負った肉離れがその原因だった。当時は全治3週間とされていたものの、実際のところは、本来であれば、投げることすらままならない重症だった。一体、あの夏、日本中の注目を集めていた高橋に何が起きていたのか。今、その真実が...

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