気が付けば25回目の春季キャンプを迎えた。通算2000本安打まであと38本と迫る千葉ロッテマリーンズの福浦和也内野手は今年も石垣島で球春到来の日を迎えた。ライオンズ・松井稼頭央外野手と並んで野手最年長の42歳だ。
「こんなにやれるなんて夢にも思っていないよ。最年長野手はうれしいような悲しいような。でも(松井)稼頭央くんがいるのは大きい。ライバルでもあるけど、お互い励ましあう存在だからね」
一人また一人と同じ年齢の選手が引退をしていく中、現役道を貫く松井稼頭央外野手の存在は大きい。イーグルスを退団し、ライオンズ入りが決まった時はうれしさのあまり、すぐに連絡をとった。記者会見で松井が口にした言葉の数々が身に染みた。「現役は1度しかない。ここまできたら、とことんいきたい。野球が好きという事に勝るものはない」。同じ年の選手だからこそ分かり合える心境。話は弾んだ。「お互い頑張ろう」と励まし合った。少しでも長く、存在感を見せファンに喜んでもらいたい。その想いは共...