「イチローが勇気を与えてくれた」―松中信彦氏が独白、第1回WBCのエピソード

2019.3.22(金) 17:53 Full-Count 福谷佑介
WBCではチームメイトだったイチロー(左)と松中氏※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

平成唯一の3冠王・松中氏とイチローは1973年生まれの同級生

 21日のアスレチックス戦後に29年間の現役生活に幕を下ろし、引退することを表明したマリナーズのイチロー外野手。日米通算4367安打を放ち、偉大な記録を次々と打ち立ててきたレジェンドの現役引退の知らせは日米のみならず、世界中に駆け巡って衝撃を与えた。
 イチローと同じ1973年生まれで、初代世界王者に輝いた第1回WBCでチームメートだった元福岡ソフトバンクの松中信彦氏もイチロー引退のニュースに驚いた1人だった。「Full-Count」の単独インタビューに応じ、平成唯一の3冠王が共に世界一を目指して激戦を戦った盟友の引退を惜しんだ。
 引退会見もテレビで見たという松中氏。ウィットに富み、時にジョーク、時に突っ込み、そして深みのあるコメントと“イチロー節”が存分に感じられた会見で、同氏は「イチローらしい感じはしました」と語り「1番大事なのは悔いがないっていうかね、そういうところが選手としては1番大事だと思うので。数々の大記録を作ってきた僕たち同級生のスーパースターなので、その雄姿を、プレーを見られないのは凄く残念ですけど、ただただお疲れさまでしたと言いたいですね」と、29年間の現役生活に対して労いの言...

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