その希少価値は30本塁打以上? 四球数が三振数を上回った選手たち

2018.1.9(火) 00:00 パ・リーグ インサイト 成田康史
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM ※球団提供

出塁率という指標は、その名の通り打者が「塁に出る」割合を表す。ヒットメーカーの出塁率が高いのは当然だが、打率や本塁打数では突出していなくても、高出塁率を叩き出す選手というものはいる。彼らは四球などで単打と同じように出塁しているため、チームの勝利への貢献度は高い。だが、高出塁率を誇る選手の中でも「三振以上の四球」を選んだ選手は実は非常に少なく、貴重な存在である。
例えば昨年、首位打者・最多安打の二冠に輝いた秋山翔吾選手(埼玉西武)は、72個の四球に対して97個の三振を記録した。同じく昨年リーグトップの出塁率.426をマークした柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)は、89個の四球に対して123個の三振。そのほかパ・リーグの打率10傑を見渡しても、どの選手も四球より三振が多い。そこでここでは、過去5年で規定打席に到達し、「三振以上の四球」を選んだ稀有な選手たちを紹介していく。
【2013年】
・栗山巧選手(埼玉西武)  99四...

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