日本プロ野球史上わずか6人の「東京大学出身」選手たち

2018.1.1(月) 00:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
北海道日本ハムファイターズ・宮台康平投手(C)PLM

今秋のドラフトで、北海道日本ハムからドラフト7位で指名を受けた宮台康平投手。東京大学出身者としては、史上6人目のプロ野球選手となる。そこで、今回は過去にプロ入りを果たした東京大学出身者を紹介し、改めてその足跡を辿っていきたい。
・新治伸治氏
東京大学出身者史上初のプロ野球選手である新治氏。卒業後の1965年、大洋漁業(マルハニチロ)へ入社。しかし、当時の球団オーナーの「南氷洋に行ったつもりで、プロで投げてみないか」という言葉と、「魔術師」の異名をとった名将・三原脩監督の要請を受け、サラリーマンの身分のまま大洋ホエールズ(現・横浜DeNA)に”出向”する。かくして、史上初となる東京大学出身のプロ野球選手が誕生することになった。
入団の経緯こそ特殊だったが、新治氏の実力は本物だった。プロ入り初年度の1965年から主に中継ぎとして40試合に登板し、5勝2敗、防御率3.16という成績を残す。続く1966年も37試合に投げて4勝4敗、防御率3.60とチームに貢献。話題性だけにとどまらない自身の能力の高さを見せ...

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