千葉ロッテの「22」を継ぐ男。若き正捕手・田村選手が巻き返しの2018年に挑む

2017.12.14(木) 00:00 パ・リーグ インサイト

長年、絶対的正捕手を務めた里崎智也氏が勇退して2年。昨季、ようやくその後継者となる存在が台頭してきた。田村龍弘捕手。チームにとってもはや欠かすことのできない扇の要として、時にはいじられキャラとして、23歳の若さで千葉ロッテの正捕手を張っている。
田村選手は大阪出身だが、青森県の光星学院高校に進学。高校野球界を代表するスラッガーとして、親友の北條選手(現・阪神)とともにチームの3期連続の甲子園準優勝に貢献した。3年秋に行われた第25回AAA世界野球選手権大会では日本代表に選ばれ、1学年後輩の森選手(現・埼玉西武)と出場機会を分け合いながら、大谷選手(現・エンゼルス)や藤浪投手(現・阪神)など、そうそうたる顔ぶれが揃う代表メンバーの中で存在感を示した。2012年、千葉ロッテにドラフト3位指名を受けてプロ入りを果たす。
高卒1年目から一軍で7試合に出場し、プロ初安打初打点をマーク。2015年には開幕から正捕手を務めて117試合に出場、プロ初アーチも記録した。打率は1割台と苦しんだが、盗塁阻止率は12球団トップの.429を叩き出している。そして翌年の6月、月間打率.400で月間MVPに輝く。捕手が同賞を受賞するのは、パ・リーグでは城島健司氏以来12年ぶり、千葉ロッテでは青柳進氏以来24年ぶりとなる...

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